仙台城の石垣復旧に向けたクラウドファンディングプロジェクトが始動!

道ばた

仙台城跡石垣の災害復旧のためのクラウドファンディングが10月中旬からスタートしています。

仙台城の石垣は長い歴史の中で何度も自然災害に見舞われ、最近の福島県沖地震でも再び被害を受けています。

今回のプロジェクトは、仙台城の石垣の復旧に必要な資金を調達するために立ち上げられました。クラウドファンディングは、一般の人々からの寄付を受け付け、特別なギフト(返礼品)が提供されています。

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仙台城の石垣復旧に向けたクラウドファンディングプロジェクトが始動

仙台城跡の石垣は江戸時代から現代に至るまで、自然災害に何度も耐え、修復されてきました。2011年の東日本大震災でも被災し、2012年から2015年にかけて復旧工事が行われました。その6年後、2021年と2022年の福島県沖地震により、再び石垣が被害を受け、現在もその復旧が進行中です。

本丸北西石垣や、酉門(とりのもん)石垣の崩落のほか、そのほかの石垣の変形や土塀の亀裂もあるそうです。崩落現場の様子を見ましたが、確かに甚大な被害ですね。

文化庁が実施する史跡の災害復旧事業では、国からの補助金が多く使われますが、自治体は一部費用を負担しなければなりません。また、歴史的建造物である石垣は専門の職人によって丁寧に修復され、一つ一つの石を手作業で積み直す必要があります。全体の費用は約10億円に上り、市の負担分でさえ大きな負担となります。

そこで、市は市民の協力を得て、クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げることにしました。このプロジェクトを通じて、仙台城への愛情を深め、歴史の一部としての貢献を呼びかけています。

クラウドファンディングは、インターネットを通じて一般の人々から資金提供を募る方法で、期間は2023年10月18日〜2023年12月22日までです。

このプロジェクトを通じて、参加者に対する感謝の気持ちを込めて、体験型のギフト(返礼品)が用意されています。

その中で特に注目すべきは、”裏込石(うらごめいし)”への名前やメッセージを書く機会です。”裏込石”は石垣の内部を構成する石材です。寄付いただいた方々の名前やメッセージを記載した”裏込石”を石垣の内部に収めることで、皆様の想いが石垣とともにこれからの歴史を歩んでいけますようにとの願いを込めるということだそうです。

仙台城跡石垣のクラウドファンディング

すでに宮城が好き、仙台が好き、といった想いから300万円以上の寄付が集まっています。目標金額は2,000万円だそうです。

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