ちょっと驚いた方も多いかもしれません。仙台白百合女子大学が、2027年4月から男女共学になることが発表されました。
仙台の郊外にある“女子大”として長年知られてきたこの大学が、開学以来はじめて大きな方針転換を行うことになります。
少子化と社会の変化、そしてカトリック大学としての使命
もともとは1966年に短期大学としてスタートし、1996年に4年制大学へ。以来、女子教育に特化したカリキュラムや校風を築いてきた大学です。
今回の共学化について大学側は、少子化による学生数の減少や、男女共同参画が進む社会の変化を受けた対応としています。また、東北で唯一の4年制カトリック大学という立場から、今後は性別を問わず教育の機会を提供していきたいとも。
気になるのは大学名の行方。現時点では「女子大学」の名称が残っていますが、これについても年内に変更を検討するとのこと。
”女子”の部分は変わることになるので、”仙台白百合大学”のようになるのか。はたまた全く別の名称になるのか。名称も気になるところです。
男子学生の募集は、来年10月(2026年秋)から始まる予定です。
地元にとっては“当たり前の存在”だった女子大が、時代の流れの中で形を変えていく。その変化を「遠い話」とは感じない方も多いかもしれません。
新しい白百合の姿が、これからどう根づいていくのか、注目してます。