仙台市科学館の展示に「ワイヤレス給電サーキット」が新設されてる

仙台市科学館理工系展示室内に「ワイヤレス給電サーキット」を新設されました。

体内埋め込み型デバイスへの給電など医療にも活用されているワイヤレス給電技術を応用した展示です。

© Sendai City Science Museum.

仙台市科学館の展示に「ワイヤレス給電サーキット」が新設されてる

ワイヤレス給電は、磁界を用いて、電源ケーブルの接続や金属電極の接触を行わずに、電力を伝送する技術のことです。

仙台市科学館の新設展示では、サーキットコースをモーター駆動のミニカーが走行するだけですが、電池を搭載していません。透明なミニカーなので、内部を確認することもできます。

ではどうやって動いているのかというと、コースの路面からのワイヤレス給電により、サーキットを走行しています。

ワイヤレス給電の技術は、身近なところだと非接触型のスマホ充電器なんかにも用いられている技術です。いずれはもっと遠い距離でも給電できるようになり、街中を歩いている間にスマホが自動的に充電されるなんてことも可能になるかもしれません。

他には、IoT（様々な「モノ」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み）へ利用するための研究も進められています。

そんな最先端技術の一端を体験することができるのが今回の新展示というわけですね。

機会があれば「ワイヤレス給電サーキット」を見てみてはいかがでしょうか？

施設概要