ベガルタ仙台の2019シーズンは、リーグ戦も全試合終了し来年の体制を整える冬の準備期間に入ります。
選手の移籍などの話が出るのもこの時期からですが、最初にベガルタ公式から公開された情報は渡邉晋監督、小林慶行ヘッドコーチの退任のお知らせでした。
渡邉晋監督、小林慶行ヘッドコーチが退任。ベガルタを支えてくれてありがとう
すでに公式から発表されていますが、渡邉晋監督、小林慶行ヘッドコーチが今シーズンで退任となります。まずは、ベガルタ仙台というチームをずっと支えてくれてありがとうございます。
リーグ最終戦から数日で発表されているので、シーズン中から協議は進んでいたでしょうが、7日のリーグ最終戦後に協議の場が持たれ決定に至ったとのこと。
渡邉監督と二人三脚のようなかたちでしたし、渡邉監督が退任することになれば小林ヘッドコーチも同じく退任となるのは自然な流れなのかもしれません。
【渡邉監督】
2008年~2013年 ベガルタ仙台 トップチームコーチ
2014年1月~4月 ベガルタ仙台 トップチームヘッドコーチ
2014年4月~2019年 ベガルタ仙台 監督
【小林ヘッドコーチ】
2014年6月~2018年 ベガルタ仙台コーチ
2019年~ ベガルタ仙台ヘッドコーチ
渡邉監督については、退任後も別な形でベガルタに関わるというようなことはないそうです。
2014年シーズン中に監督を引き継ぎ、開幕から6試合未勝利だったチームをJ1残留に導いてから、2019年シーズンまで一度もJ2に降格することはありませんでした。
もし、2019年シーズン残留を決められなかったとしたら、もしかすると渡邉監督続投のまま復帰を目指すというストーリーもあったかもしれませんが、入り口の”シーズン残留を決められなかったとしたら”がなんとも後ろ向きなので、これ以上はここでは広げません笑
渡邉監督、小林ヘッドコーチ、新天地でのご活躍をお祈りしています。
ベガルタ仙台 2020年シーズンへ向けて
早くも、ゴールキーパー ヤクブ スウォビィク選手(24番)との2020年シーズンの契約更新のお知らせが出ています。
気持ちが入っていて吠えるの、結構好きですよ。
ゴールキーパーの大活躍=ゴール前のピンチともいえるので素直に喜べないこともありますが。
シマオ マテ選手も残るとの情報が出ています。これも嬉しいニュースですね。
新監督などはまだ決定していないようです。
ベガルタ仙台といえば、活躍した選手が次のシーズンには他チームに移籍する、という絵をなんども見せてくれているチームです。
にも関わらず、毎シーズン結果的には残留を決めてくれたのは選手と監督、スタッフといった最前線で戦った人たちのおかげでしょう。
それでも、戦績というのも結果の大事な指標のひとつです。
2014年 リーグ戦 14位、カップ戦 グループリーグ敗退、天皇杯ベスト8
2016年 リーグ戦 12位、カップ戦 グループステージ敗退、天皇杯 2回戦敗退
2017年 リーグ戦 12位、カップ戦 ベスト4、天皇杯:2回戦敗退
2018年 リーグ戦 11位、カップ戦 プレーオフステージ敗退、天皇杯 準優勝
2019年 リーグ戦 11位、カップ戦 プレーオフステージ敗退、天皇杯 ラウンド16敗退
タイトル獲得へあと一歩というところまで行ったのも記憶に新しいですが、理想と現実のギャップは問題としてあれど”渡邉監督が目指したかたち”での戦績ということになります。
でもこう見ると、ベガルタ仙台を「夢も戦績も追えるチーム」にしてくれたのはやはり渡邉監督の力かもしれませんね。
なんにせよ諸々の事情を踏まえて、ベガルタとしてはこうした道を選んだわけですから、2020年シーズンはワクワクできて、その上で結果も伴うチームをつくることに期待するしかありません。
期待してますからね?
「代える」からにはよりよく”変わる”ことを目指していかなければいけませんよね!?
変化には失敗もつきものというのは重々承知の上ですので、短期的な戦績の上下はともかく「ベガルタ仙台ver.2.0」みたいなのを見せて欲しいです。(←別に2020年にかけているわけではない)