2021年11月に開館25周年を迎えた「地底の森ミュージアム」が、7月に来館100万人を達成しました。
「地底の森ミュージアム」は、仙台市太白区にある歴史博物館で、正式名称は仙台市富沢遺跡保存館といいます。
地底の森ミュージアムといえば、地下展示室のイメージが強いですが、あれが富沢遺跡で、地下鉄建設に伴う試掘調査を機に発見されたものです。
「地底の森ミュージアム」来館者100万人突破
100万人目となったお客さんは、どうやら初めての来館だったとのこと。
7月9日に来館者100万人を達成、当日は記念イベントが行われたそうです。100万人目のお客さんには、野外展示「氷河期の森」の球果を使ってボランティアスタッフの方が制作した手作りのリースなどを記念にお送りしたそうです。
2万年前の森林跡と、人間が活動していた痕跡が残る遺跡ということで、世界的にも貴重な富沢遺跡。これからも、発掘されたままのかたちで保存・展示が続いていくでしょう。2万年前の森林跡は、2万年後まで残せるのでしょうか?