東北生活文化大学 健康栄養学専攻の4年生が、牛たん専門店「利久」との産学連携でオリジナル弁当を開発。今年もその成果が形となり、県内の一部イオン店舗で販売されることになりました。
今回の商品名は「彩り牛たんビビンバ」。テーマは“夏の暑さに負けない、旨み全開!”。ご飯が進む甘辛の味付け、野菜と牛たんの彩り豊かな盛り付けで、暑い季節にも食べやすい仕上がりになっています。
学生たちはクラス全体で18品のメニューを考案し、社内外のコンペを経て最終的に商品化。味だけでなく、栄養バランスや食感、見た目など多角的な視点で試作を重ねてきたそうです。
学生のアイデアが商品に!今年も産学連携で弁当開発
販売は7月上旬の週末を中心に行われており、該当店舗に立ち寄った際に手に取った方もいるかもしれません。店舗販売はあくまで活動の“結果”であり、何よりも注目したいのは、学生たちが現場で学び、社会とつながる経験そのもの。
地元の企業とともに、自分たちのアイデアが商品として世に出る喜びと責任。それらすべてが、これからの「食のプロ」を目指す彼らにとって、大切な糧になっていきます。
「地域で学び、地域で活かす」。教室の中だけでは得られない現場の空気を吸いながら、学生たちは“食”の持つ力を肌で感じ取っているようでした。
地元の味を通じてつながる、人と人、学びと社会。そんな小さなきっかけが、きっと未来の大きな一歩になるはずです。